三位一体
天井落下防止
システム

【三位一体天井落下防止システムの要点】
- 小型オイルダンパー(特許)
地震時の衝撃エネルギーを減衰
天井に作用する急激な加速度・振動を吸収
天井構造に過大な力を伝えず、一次被害を抑制 - ポリウレア(特許)
高い靭性と伸び性能を持つ連続被覆材
天井と丸環部材の局所破断・飛散を防止
落下時でも部材を一体として保持 - アラミド(特許)
高強度・軽量の繊維材料による確実な保持
天井材が脱落しても人に直撃させない
荷重を分散し、支持点の破断を防止
【当システムが向いている方々】
- 音楽ホール・劇場・美術館などの大空間施設の施主・運営者
(高天井・多数来場者が想定され、天井落下が人命に直結する施設) - 空港・ターミナル・展示施設など、不特定多数が滞留する施設の管理者
(天井落下による二次災害・混乱を確実に防ぎたいケース) - 石膏ボード等の軽量天井を採用している公共・商業施設の施主
(構造体ではなく、非構造部材の安全性が課題となる建物) - 地震後も施設機能の継続が求められる施設関係者
(公演・展示・運営停止の社会的影響が大きい建物) - 天井落下対策を“部材単体ではなく、システムとして導入したい施主・設計者
(落下防止・制振・破壊抑制を総合的に成立させたい場合)
特許工法の合わせ技
従来の天井落下対策は、「補強する」「固定する」「落ちないようにする」といった単一機能の発想に留まっていました。
しかし実際の地震では、揺れ・衝撃・変形・脱落が同時に発生し、その複合挙動こそが天井落下事故の主因となります。
こうした課題に対し、東京理科大学 高橋治教授(サイエンス構造)が構造概念を整理・監修し、実証・施工の知見をもとに体系化されたのが本工法「三位一体天井落下防止システム」です。
本システムでは、役割の異なる三つの特許技術を組み合わせることで、天井落下という現象を設計として制御します。
- 小型オイルダンパー(特許)
地震時の衝撃・短周期振動を減衰し、天井構造に入力される過大な加速度を抑制。 - ポリウレア(特許)
高い靭性と伸び性能により、天井部材の局所破断・飛散を防ぎ、構成材を一体として保持。 - アラミド(特許)
高強度・軽量な繊維によって落下時の荷重を分散し、天井材が人に直撃する事態を防止。
これらを単独で用いるのではなく、それぞれの役割を明確に分担させたうえで一体化することで、揺れを和らげ、壊れにくくし、最終的に落とさない三段階の安全性を同時に成立させています。
本工法は、新築・既存改修の双方に適用可能な天井落下防止システムとして構築されています。
――「構造を知り尽くしている」からこそ行き着いた、天井落下対策の一つの到達点。
「一つの対策で、すべての揺れに応えられる時代ではありません。」
スクロールできます
| 項目 | 三位一体天井落下防止システム | 従来型天井補強 | 天井固定金物増設 | 天井制振ダンパー単体 |
|---|---|---|---|---|
| 基本思想 | 複合挙動(揺れ・衝撃・変形・脱落)を同時に制御 | 脱落を防ぐための補強 | 固定力の強化 | 揺れの低減 |
| 対応範囲 | 衝撃・微振動・短周期・大変形・静的挙動 | 主に大変形 | 主に大変形 | 主に振動 |
| 衝撃振動への対応 | ◎ 小型オイルダンパーで減衰 | △ | × | △ |
| 微振動への対応 | ◎ 粘弾性要素で対応 | × | × | △ |
| 短周期振動への対応 | ◎ | △ | × | △ |
| 天井材の保持 | ◎ アラミドによる確実保持 | △ | △ | × |
| 部材飛散防止 | ◎ ポリウレア被覆 | × | × | × |
| 荷重分散 | ◎ 複数経路で分散 | △ | × | △ |
| 変形追従性 | ◎ | △ | × | △ |
| 特許技術 | 小型オイルダンパー ポリウレア(SPS) アラミド | 企業による | 企業による | 企業による |
| 新築対応 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 改修対応 | ◎ | △(制約あり) | △ | △ |
| 人命保護を主目的とした設計 | ◎ 明確に想定 | △ | △ | × |
| 設計自由度 | 高(条件に応じて調整) | 低 | 低 | 中 |
設計実績
天井制振オイルダンパー(特許)
ポリウレア(SPS)& アラミド(特許)
実用新案
関連情報
設計実績
- 納入先(一部)
-
- 創価大学 池田記念講堂
天井耐震改修1,000箇所
【納入先・設計実績】
創価大学 池田記念講堂 天井耐震化改修設計 | 東京理科大学 工学部建築学科 教授:高橋治創価大学池田記念講堂天井耐震化改修設計 コンセプト 創価大学の象徴的な建築物である池田記念講堂において、天井の耐震化対策改修工事を実施しまし...東京理科大学 工学部建築学科 教授...
創価大学 池田記念講堂 天井改修設計
天井制振 約1,000箇所に使用 - 創価大学 池田記念講堂
天井制振
オイルダンパー

露木・高橋式の小型オイルダンパー実験結果となります。
Ⓒ東京理科大学 工学部建築学科 高橋治研究室 ※転載不可。見つけ次第法的措置に講じます。










ポリウレア(SPS)
アラミドを使用した
天井落下防止実験

実験場所:東京理科大学 葛飾キャンパス
監 修:高橋治/大林組(現場での実験担当)
Ⓒ東京理科大学 工学部建築学科 高橋治研究室 ※転載不可。見つけ次第法的措置に講じます。








開発体制



三位一体天井落下防止システム
(下記メンバーにて実用新案取得)
- 開発・実験・解析・コンサル
- 構造設計・天井用オイルダンパー監修
- 天井耐震 構造設計協力
- 当システム導入建築物 設計監理
- 施工技術監理・施工
- ポリウレア取扱/専門施工
- アラミド繊維製造
- アラミドロープ製造・販売
- 小型オイルダンパー
小型オイルダンパー | 東京理科大学 工学部建築学科 教授:高橋治オイルダンパーの生みの親 露木・高橋式小型オイルダンパー並びにMERオイルダンパーの要点住宅・小規模建築を前提とした制振特性住宅スケールの揺れ...東京理科大学 工学部建築学科 教授...- アラミドシリーズ
アラミドケーブルシリーズ | 東京理科大学 工学部建築学科 教授:高橋治アラミドケーブルシリーズ 【アラミドケーブルシリーズの要点】溶接不要・火気作業なしで導入可能 (工場・倉庫でも生産を止めず、居ながら工事が検...東京理科大学 工学部建築学科 教授...- ポリウレア/SPS
ポリウレア|SPS | 東京理科大学 工学部建築学科 教授:高橋治ポリウレア研究の第一人者 https://www.youtube.com/watch?v=7W2phZ--Y60&t=358s監 修:高橋治 教授(東京理科大学)設 計:株式...東京理科大学 工学部建築学科 教授...- 天井落下防止システムの学会発表
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学会発表を掲載しております。
天井落下防止措置に関する研究―既存建築物への適用に向けた補強工法の検証― [ 共同発表者名 ] 長徳 美月 / 高橋 治 [ 学会・会議名 ] 日本建築学会関東支部・関東支部研究発表会 [ 発表日付 ] 2024年3月7日 ~ 3月8日 天井落下防止措置に関する研究 -高強度繊維ロープを用いた補強工法の開発- [ 共同発表者名 ] 御前 大久海 / 高橋 治 [ 学会・会議名 ] 日本建築学会大会 [ 発表日付 ] 2023年9月13日 ~ 9月15日 その他の学術的な履歴をご覧になりたい方は、下記からお探しください。
(東京理科大学のデータサーバーへ移動します。) - メディア
もしもの時に命を救うため、天井の制震や落下防止を!地震により天井材が落下した様子 最適な耐震天井システムをご提案 アール免震 1995年の阪神淡路大震災では、学校のホールや体育館の倒壊の事例は少...日本教育新聞電子版 NIKKYOWEB



