【社会実装】西伊豆町「津波シェルター」除幕式に出席 ― 産学連携で実現した“浮力で命を護る”発泡スチロール製シェルター
2025年11月20日、株式会社サイエンス構造 代表であり東京理科大学 教授の高橋治が、静岡県西伊豆町(仁科認定こども園)にて執り行われた、津波シェルター『SAM』および『SAMLIFE』の除幕式に出席いたしました。

■ 概要:南海トラフ巨大地震に備える、現場の「命の盾」
駿河湾に面した西伊豆町は、南海トラフ巨大地震による津波リスクが想定されており、特に低地に位置するこども園では「限られた時間での確実な避難手段の確保」が喫緊の課題となっていました。 今回、園庭に導入された本シェルターは、株式会社小野田産業が製造・展開するものであり、高橋研究室が長年研究・提唱してきた「軽量シェルター」「浮力利用防災構造」の理念が実際の社会インフラとして形になったものです。自治体関連施設としては2例目の導入となり、地域防災における重要な一歩となります。
■ 『SAM/SAMLIFE』の構造的ハイライト
津波の強大な波力に「力で耐える」のではなく、「浮力で受け流し、生き延びる」という次世代の構造設計思想が具現化されています。
- 発泡スチロール+ポリウレア樹脂のハイブリッド構造 本体部分を発泡スチロール製とすることで圧倒的な軽量性と浮力を確保。さらに、外装に特殊樹脂「ポリウレア」を被覆することで、漂流物の衝突にも耐えうる強靭な耐衝撃性を両立しています。
- 限られた時間で「生き延びる空間」を確保 『SAMLIFE』は最大で園児12名・大人6名、『SAM』は園児9名・大人9名を収容可能。乳幼児など、高台への迅速な避難が困難な災害弱者をその場で護り抜きます。
- 産学官連携による社会実装のモデルケース 大学(研究・構造評価)と民間企業(小野田産業の開発・製造力)、そして自治体(西伊豆町)が連携し、研究室の理論を現実の「命を護る物理的な盾」として社会実装した最適解を示しています。
■ 高橋治教授からのメッセージ(公式Facebookより)
式典に参加した高橋教授の公式Facebookにて、現場でシェルターを目の当たりにした際の熱い思いが綴られています。
(▼プレビュー) 「本日、西伊豆町・仁科認定こども園で行われた津波シェルター《SAM/SAMLIFE》除幕式に参加してきました。子どもたちを守るための“実装された防災技術”。私の研究室でも 軽量シェルター・浮力利用防災構造 を長年研究してきましたが、こうして現場に導入され、地域の力になる姿を見ると胸が熱くなります。今後も理科大・高橋研究室として、地域に届く防災技術 を届けていきます。」
株式会社サイエンス構造および東京理科大学 高橋研究室は、これからも株式会社小野田産業をはじめとする優れた技術を持つパートナー企業と連携し、日本全国の命と社会を護るための構造設計と研究実装を進めてまいります。
■ 関連リソース
- 株式会社小野田産業(製品開発・製造)
https://www.onoda-sg.co.jp/ - 東京理科大学 工学部建築学科 高橋研究室/株式会社サイエンス構造(共同開発・構造コンサルティング)
https://tus-o-takahashi.jp/products/science-bosai/tsunamishelter/ - お問い合わせ
https://tus-o-takahashi.jp/contact/


