【講演会】命を紡ぐ、ひまわり ― 震災の記憶を能登半島へ

「構造は、命を守るためにある。」

5月、私は能登半島に入ります。 その手にあるのは、「はるかのひまわり」という名のひまわりの種。 この小さな種には、ある一人の少女の物語と、決して風化させてはならない震災の記憶が刻まれています。

悲しみを「種」に変えて
はるかのひまわりの原点

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震災後の神戸の街をイメージしたイラスト。命を紡ぐ「はるかのひまわり」プロジェクトを通じ、構造は命を守るという信念を伝える。

このプロジェクトの原点は、1995年の阪神・淡路大震災にあります。 街が崩れ、多くの命が失われ、時間が止まった場所。そこで命を落とした少女、はるかさん。 彼女がいた場所から、夏になると大輪のひまわりが咲きました。

お姉さんは、その悲しみを終わらせるのではなく、ひまわりの「種」として受け継ぐことを選びました。種をまき、花が咲き、また次の人へと伝わっていく。その連鎖は今、神戸から全国へと広がっています。

構造設計者が「ひまわり」を語る理由

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「はるかのひまわりプロジェクト」の植樹の様子。震災の記憶と命の尊さを次世代へ繋ぐひまわりの苗。

私はずっと考えてきました。構造設計者として、私が本当に描くべきものは何なのか。 崩れた街をイメージしたこのイラスト(※画像参照)は、かつて構造道場で描いたものです。壊れた建物の中に、確かに命がありました。

私が描くべきは、単なるコンクリートや鉄の「箱」ではありません。

  • 命を紡ぐ構造
  • 記憶をつなぐ構造
  • 人を支える構造

建物が形を成す以前に、そこには守るべき人の営みがあり、想いがあります。構造設計とは、その「命の器」を科学の力で絶対に壊さないと誓う仕事です。

神戸から能登へ
命は消えず、形を変えてつながる

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震災の記憶を、失われた命の重さを、それでも前に進む人の強さを。 このひまわりは語り続けています。

「命は消えない。形を変えて、つながる。」

能登の地へひまわりの想いを届けることは、私にとって構造設計の原点を確認する作業でもあります。これからも私は、このひまわりの想いを代弁し、伝え続けていきます。

建物だけではなく、命を守るために。

5/2 最新プログラム(13:30開演)

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能登半島でのひまわりプロジェクトにて、現地関係者と交流する東京理科大学の高橋治教授。

音楽と講演を通じ、防災と地域の絆を考える構成となっております。

  • 13:00 開場
  • 13:30 開演
    • オープニング演奏・合唱:デキシービーンズ(曲目:能登半島・ふるさと)
    • 司会:桑原氏
    • 主催者挨拶:一般社団法人 里山創建
  • 第一部 講演:菊地 いつか 氏
  • 第二部 講演高橋 治 教授(東京理科大学)
    • ※最新の知見に基づく「サイエンス防災®」の講話を予定しております。
  • 第三部 講演:牧 ゆみ子 氏
  • エンディング合唱:「しあわせを運べるように」
  • 交流会

※各講師の持ち時間は35分〜40分を予定しております。

【重要】「はるかのひまわり」
植樹に関するお知らせ

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「はるかのひまわり」を能登の地に受け取りに行く高橋治教授。阪神・淡路大震災の記憶を復興支援へと繋ぐ植樹活動。

当初予定しておりました「幼保型ひまわり」への「はるかのひまわり」植樹行事につきまして、一般来場者様の駐車場確保が困難であるため、中止となりました。

楽しみにしていただいた皆様には大変恐縮ですが、近隣へのご迷惑および安全確保を最優先とした判断でございます。何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます

高橋治教授公式メッセージ

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