2026年9月27日(日)放送のテレビ朝日「有働Times」にて、東京理科大学 工学部建築学科の高橋治教授が、相次いでいる擁壁(ようへき)の崩落について、構造・防災の観点から解説しました。

2026年9月27日放送のテレビ朝日「有働Times」に関連する取材映像。台湾滞在中の高橋治教授がZoomを通じ、擁壁の構造や危険ポイントについて解説している様子。

番組では「相次ぐ“擁壁”崩落…危険度確認ポイントは」をテーマに、擁壁にどのような異常が現れた場合に注意が必要なのかなどが取り上げられました。

台湾滞在中からZoomで取材

今回、高橋教授は台湾滞在中にZoomによる取材を受けました。

取材では、「どのような擁壁に注意した方がよいのか」「一般の方でも確認できる危険のサインには何があるのか」といった点について、構造設計・防災の立場から説明しました。

擁壁は、敷地の高低差がある場所などで土を支える重要な構造物です。普段は意識する機会が少ない一方、状態によっては崩落によって住宅や道路など周辺へ影響を及ぼす可能性があります。

ひび割れ・傾き・排水などを確認

擁壁を確認する際には、例えば次のような変化に注意することが重要です。

・新しいひび割れが発生していないか
・擁壁に傾きや膨らみが見られないか
・表面から水がしみ出していないか
・水抜き穴が土や落ち葉などで塞がれていないか
・古い擁壁の上にブロックなどが増し積みされていないか

特に大雨が続いた場合には、擁壁そのものだけではなく、背面に入り込む雨水や排水の状態についても注意する必要があります。

異常が見られる場合は、擁壁に近づきすぎたり、自ら補修したりせず、自治体や専門家などへ相談することが重要です。

株式会社サイエンス構造の擁壁相談

株式会社サイエンス構造では、擁壁に関する相談窓口「擁壁119」を設けています。

ひび割れや傾き、水のしみ出し、水抜き穴の状態など、「この擁壁は一度専門家に相談した方がよいのか」と判断に迷う場合に、状況に応じた相談を受け付けています。

擁壁は外観だけでは安全性を判断できないケースもあります。気になる変化が見られた場合には、早めに専門家へ相談することをご検討ください。